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『「少年A」この子を生んで……―父と母悔恨の手記 』
「少年A」この子を生んで……―父と母悔恨の手記

出版後数年、事件から10年近く経ってしまったが、ずっと読まなければいけないと思っていた。報道のとおりに言えば、母親が少々厳しいだけの普通の家庭に育った中学生が、なぜあのような凄惨な事件を起すに至ったか知りたいと思っていた。

文面どおりに取れば、母親が厳しかったといっても、そんなに厳しすぎるわけではないのではないかという印象。
ただ微妙な感覚のズレは感じる。生後一ヶ月でトイレでウンチさせてたり、四ヶ月で牛乳や卵食わせちゃったり。また、学校でのトラブルの対処法も利己的である。一番おかしいと思うのはこの本を書いてしまったことだが・・・。

しかし、もっと変わった常識はずれの親はいくらでもいるでしょう?変わった親の子供が皆猟奇殺人を犯すわけではないのだ。少々斜めに考えても、「普通」の範疇の環境で育ったといっていいと思う。

根本はネクロフィア(死体性愛)など本人の特異な資質の問題だ。加えて周囲の微細な条件が作用した。
直感像素質を持ってる人は他にもいるし、芸術家として成功している方も多い。事件の条件ではない。

この両親はその後被害者の方との謝罪や交渉で理解されず、すっかり悪者になっているみたいだ。そのあたりは一方からしか読んでいないのでなんとも言うことが出来ない。が、子供にこの事件を起させたことに関して、両親の責任ばかりを問うのは、私は酷だと思う。いわゆるキレ易い子供だということは分かっても、異常性愛に気付くことができるだろうか。ことさら10年前では疑いもしないのではないか。

この本を読んで、普通の子供もちょっとした育て方の間違いで猟奇殺人を犯すことになるのではないか?との恐怖は晴れた。しかし子供の本質を、考えたくも無い範囲まで考慮して観察していくことは必要なのかもしれないと思う。
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2005/09/27 22:43 読書 | トラックバック(0) | コメント(0) | TOP
『「禁色」・・三島由紀夫』
二回ほど途中放棄していたが、やっと読み終わる。
金閣寺が好きになれなかったせいでこれまでミシマの長編はあまり読まなかったが、これはいけた。
題名から想像のとおり、Gayのお話(というと語弊があるか)。あの社会独特の風俗描写が面白い。私がGayの友人に聞いた話とあまりかわっていないのだが数十年を経てそんなものなのかしらね?
醜い老作家が、同性しか欲望の対象にできない美しい青年を使って自分を振った女達に復讐を試みる。

未読の分厚い文庫を手に取るとワクワクしませんか?なかなかそんな時間もなかったから、本が読めるのは幸せだ。本くらいしか読めないということもありますが・・。
2005/09/08 00:21 読書 | トラックバック(0) | コメント(0) | TOP
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